基本

弘法筆を選ばず

こんな方におすすめ

  • 用具よりも技術を上げることが大事
  • 定期的な交換はしない
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弘法筆を選ばず~結論から

自分に合った用具を使いましょう。

photo of bulb artwork

解釈

ご存じとは思いますが、弘法筆を選ばずの意味は弘法大師のように書に優れている者なら、筆の善し悪しは関係ない」です。私は、これを踏まえて【その道を極めている人であれば、どんな状況でも最低ラインのパフォーマンスはキープできる】という解釈をしています。そのため【用具が最適であれば、最大限のポテンシャルが発揮できる】とも思っています。「実力が備わってから」と思うかもしれませんが、実力を付ける為にこそ重要です。

解釈を拡げる理由

解釈を拡げる理由は、三つあります。

一つは、用具が合わないとショットの良し悪しの判断基準が難しくなることです。これは上達するうえで致命的です。また、自身の特徴を正確に把握する為にも重要です。

つ目は、パフォーマンスを最大限に発揮できなければストレスになることです。常態化すればモチベーションも下がるでしょう。光るはずのものも光らなければ「才能がない」・「年だから」といった結論が浮かんで来るかもしれません。

三つ目は、怪我の恐れです。合わない用具を使い続ければ負担となります。だるさや鈍痛も起こり得ます。突発的な動作では、大怪我すら考えられます。自己投資を怠ることでコートから離れてしまっては後悔先に立たずです。治療費が掛かれば猶更でしょう。

もったいない

【もったいない】という理由から用具の交換を先延ばしにすることがあると思います。気持ちは素晴らしいと思います。ですが、一旦考えてからの方がいいでしょう。用具は劣化すればするほど本来の性能を失います。ガットやラケットは、不要な振動を伝え始めます。精度のみならず負担の始まりです。用具の交換は可能でも、体の交換は不可能です。日常生活や仕事に影響する可能性すら考えられます。耳鳴り・歯ぎしり・肩こり・腰痛などといった症状は一例として挙げられます。【もったいない】という気持ちは、ご自身に向けてみてはいかがでしょう。

まとめ

経験を積むことで上達の道のりを誰しも歩むことが出来ます。ですが、その道のりを自ら困難にしていては諦めに繋がると思います。

弘法大師の話に戻りますが、ことわざとは違って大師は筆や墨などを熱心に研究されたそうです。「上手な人をお手本に」という薦めがあると思います。用具に対しての姿勢も同じことが云えるのではないでしょうか。また、自分自身のポテンシャルを引き出そうとする様々な努力は、プレーのみならず人生を豊かにする方法の一つではないでしょうか。

私からは、このように些細な内容しかお伝えできませんが、同じスポーツをする者として意欲あるプレーヤーのレベルアップを応援します。



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